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良く聞かれることをまとめてみました。







Q.設計事務所の仕事って?「設計施工」じゃダメなの?


建物を建てるとき、どのような建物であれ必ず設計は必要になります。
設計図面がなくては、施工業者は工事を見積もりすることも下請けへの発注も出来ません。まして、施主との契約もできません。 設計図書がなくては工事範囲の特定もできないからです。
これらの工事範囲を特定するのは、設計事務所の重大な業務の一つです。 詳細な図面のない契約は、施工業者とのトラブルの原因になりかねません。

また、予算の検討も十分に行い、「建て主の予算を建物にバランス良く配置する」ことも、設計の重大なポイントです。

現物を見ないでこんなに大きな買い物をするなんて、家以外ではなかなか思いつきません。
工事中から見学できる所もありますので、構造がしっかりしているか、なども目で確かめられるようになってきました。
しかし、私たちは仕事柄、町で工事中の物件を見かけると立ち止まって眺めるのですが、「これでいいの?」と思ってしまう現場も少なくありません。
建て売り住宅や住宅メーカーのチラシなどを見ると、当然やるべき事、最低限やらなきゃいけないはずのことが「安心の○○構造!」と唱ってあったり・・・
設計事務所は建て主に変わって、品質を確保するための様々なチェックを行い、施工者も作る側からの品質管理を行います。立場が違う2者が、「良い物を作る」という目的のために意見を交わしながら作り上げるから、良い建物が出来るのです。
設計施工で発注した場合にありがちな「施工者優位の管理」では「会社の利益」が優先されることは明確です。

設計事務所はお客様の立場に立って、厳しいプロの目で見極めます。
過去の経験と実績を生かし、「良い物をより安く」「お客様の利益」を守るために、建築主の側に立って「住まいを得るお手伝い」をするのが設計事務所の仕事です。


Q.監理ってなに?


当社の見積書には「設計料」の他に「監理料」という項目があります。
住宅メーカーや工務店などでは「設計・監理料込み」という所もあります。
なぜ必要なのでしょうか。

たまに、お客様で「設計だけで良いよ。監理はいらない」とおっしゃる方がいます。
私は、「設計」も大事ですが「監理」はさらに重要だと思っています。

一言で言うと、監理業務とは、建て主の立場に立って、工事の進行に伴い適正に工事が行われているかを設計図面を元に行うことです。
施工業者と監理者が同一では、お客様の立場に立った監理は出来ません。
当社は、お施主様と直接契約を結びます。
関わる施工業者にもお施主様と直接契約を結んでいただきます。
お施主様、設計者(監理者)、施工業者の3者が同等の立場に立ってこそ初めて、良いものを造るための意見やアイデアが生まれてくるのだと思います。


監理には3つのポイントがあると考えています。
「品質監理」「資金監理」「工程監理」です。

品質監理とは、図面に指示された通りに、構造・設備も含めて施工されているかどうかをチェックする事です。 いかに施工が丁寧でも、図面通り施工されていなければ意味がありません。
もちろん手抜き工事は許しません。
お施主様に変わって、プロの目でしっかりチェックします。

資金監理とは支払金と工事の出来高が、見合っているかをチェックすることです。
また、変更等が生じたとき、追加金の請求が正しいかどうかもチェックします。
建て主の大切な資金を監理するのも設計事務所の重要な業務です。

工程監理とは、計画された工事工程の中で、施工が順序よく行われていくことは、施工ムラをなくす大きなポイントと言えます。
また、賃貸マンションの計画においては、「入居時期」を好時期に設定することは、事業計画としても重大なポイントになります。


Q.『管理』と『監理』の違いって?


『管理』と『監理』の違いはなんですか?ということも、良く聞かれます。
『監理』は建築士法で定められているもので、「建築士の責任において工事を設計図書と照合し、それが設計図書のとおりに実施されているかいないか確認することをいう」となっています。
一方、『工事管理』は施工する側が現場を納めるために行う工程管理・品質管理・安全管理・予算管理を指します。
施工者の立場の『管理』と施主の立場の『監理』は全く違うものです。

『監理者』が現場に足を運ぶ回数は、平均月2回から3回です。
時期により、平均より少ないとき(基礎・躯体工事)もありますし、平均より多いとき(内部仕上げ工事)もあります。 これは、どこの設計事務所でも同じくらいだと思います。
Q.設計料ってどのくらい?にある建設省告示及び、社団法人日本建築士事務所協会連合会の業務報酬算定基準も、この日数に基づいて計算されています。
(お施主様のこだわりが強かったりすると、当然担当者が現場に足を運ぶ回数も増えますので、監理料は追加が発生します。)
『監理者』は現場にいないときにも現場監督との打ち合わせ・施工図のチェック・品物の決定などの仕事で日数を費やします。
一方、『現場監督』は現場を見るのが仕事ですから、基本的には毎日現場に足を運びます。
しかし、材料の手配や下請け業者との折衝、施工図の作成など、現場以外でも沢山仕事をしています。

「なんでいつも現場にいないのか」と言われることがありますが、『監理者』は『監督』ではないので、常駐はしませんし、常駐していたら出来ない仕事も沢山あるのです。



Q.設計料ってどのくらい?


建設省告示及び、社団法人日本建築士事務所協会連合会で業務報酬算定基準が出されています。
ここには人工(何日その仕事に関わったか)での計算方法が出ていますが、工事費に対する%に換算してみました。
この表は主に住宅を想定しています。

2000万円 工事費の約14%
3000万円 工事費の約13%
5000万円 工事費の約11%
7000万円〜1億円 工事費の約10%

    ※消費税は別途かかります。
    ※二世帯住宅は割り増しになります(2件分の打ち合わせを必要とするので)。
    ※改築・増築の仕事量は増大しますので、割り増しになります。
    ※上記はひとつの目安です。この範囲内で、ご相談により決めさせていただきます。
    ※上記は、設計料・監理料を合わせた金額です(割合は2:1くらい)
    ※打合せや建設地が遠隔地の場合、相談の上経費を上乗せさせていただくことがあります。
    ※店舗などデザインを必要とする場合、別途デザイン料が掛かります。
       内・外装デザインからロゴデザインまで、店舗設計も行います。ご相談下さい。
    ※支払時期等については設計・監理業務の流れを参照して下さい。



Q.工事費と設計料と…ほかにどんなお金が掛かるの?


それでなくても大きなお金を使うのですから、後からポロポロと予定外の出費があっては困ります。
主に下記のような雑費・経費が掛かると思われます。
当社では提案プラン提出時に、「事業計画書」として資金計画予算表を提出いたします。

■建築関連費
  ・測量に掛かる料金(必要な場合)
  ・地盤調査の料金(必要な場合)
  ・電波障害調査の料金(必要な場合)
  ・解体工事(既存建物がある場合)
  ・本体工事(建物自体の工事費です)
  ・外構工事(庭の植栽や駐車場などに掛かる工事費です)
  ・空調工事(本体工事に込みの場合もあります)
  ・設計監理料(諸手続き含む、当社の報酬です。 Q.設計料ってどのくらい?参照)
  ・公納金(確認申請・検査の手数料です。役所、又は指定検査機関に支払います)
  ・印紙税(設計契約・工事請負契約の際それぞれに必要です)
  ・性能表示制度の諸手続、申請料(必要な場合)
■登記料関連
  ・登録免許税(登記する際の税金)
  ・保存登記費用(司法書士の登記代行費用)
  ・表示登記費用(土地家屋調査士の登記代行費用)
■融資関連
  ・抵当権設定費(抵当権設定登記に掛かる税金)
  ・印紙税(ローン契約書に必要です)
  ・融資手数料(金融機関の事務手数料)
  ・ローン保証料(連帯保証人の代わりの保証保険)
  ・団体信用生命保険(金融機関から指定があります)
  ・火災保険(義務づけられています)
■税金関係
  ・不動産取得税(土地や不動産を取得した際に掛かります)
  ・消費税(工事費・設計料・ローン手数料・登記料などに掛かります)
■雑費
  ・近隣挨拶の手みやげ
  ・地鎮祭(神主への奉納金)
  ・上棟式(心付けなど)
  ・引っ越し代
  ・仮住まいの家賃(建て直すとき)
  ・カーテン、ブラインド、家具
■その他
  ・都市計画税、固定資産税は毎年かかります。
  ・エレベーターの保守料(毎月・エレベーターがある場合)
  ・火災報知器、セキュリティー設備、増圧ポンプなど
              保守を必要とする設備の保守料(ある場合)